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コラム

ユフォルカ大会2026 趣旨説明

2026年のユフォルカ大会が、5月30日10時から18時まで、パリ5区のミュテュアリテ会館で行われます。

 

ユフォルカ大会は年に一度、ラカン派の精神分析の実践家が集って行われる、とても規模の大きな症例検討会のことです。フランス国内だけでなく、スペインやブラジル、アルゼンチン、ロシア、イギリスなど、数多くの国からラカン派精神分析家が集まります。大変国際色豊かなものです。

 

今年も6人の症例提供者が順々に発表を行い、それについて徹底した討論がなされます。

 

昨年のおなじ大会には私も参加しましたが、連日の酷暑にもかかわらず(昨年は6月末に開催され、38、39度近くまで気温があがる日もありました)、ざっと見たところ500名以上の参加者たちが、熱心に症例に耳を傾けていました。

 

テーマは年ごとに違います。ホモセクシャルやトランスなど性的多様性について、や、迅速な治療効果など、分析家にとってその時々の関心事であるようなことがらがテーマとして選ばれます。

 

今年の大会テーマは「クリックでなされる出会い」です。そのテーマに沿った症例が集められ、討論される予定です。趣旨文のようなものが出されていたので、とても短いものですが、訳して載せておきます。

 

ユフォルカ大会2026趣旨説明

 

 

コラム

臨床における滑稽(ECFの55回大会)

 

ラカン派の精神分析家団体、ECFの年次大会が、11月15日、16日の二日間にわたりパリのPalais des congrèsで開催されます。

今年のテーマは「臨床における滑稽」です。

このテーマの元に、初日は症例検討会がいくつかのグループに分かれて行われ、二日目は講演や対談などが行われる予定です。年によりますが、演劇やバンドの演奏などがあることもあります。

大会責任者で精神分析家のローラ・ソコロフスキーさんによる大会趣旨文を訳しました。興味のある方は読んでください。

ソコロフスキー 趣旨

コラム

ラカン派の精神分析家団体について(AMPやECF、NLS)

ラカン派の精神分析家の団体には大小様々なものがありますが、その中でも代表的な位置をしめる団体を紹介します。

まず、もっとも大きな統括的団体として、

L’Association Mondiale de Psychanalyse(AMP) 「世界精神分析協会」があります(World Association of Psychoanalysis、WAPとも言います)。1992年パリで創設され、「ラカン的オリエンテーション」と呼ばれるものに基づく精神分析の研究や実践にかんする枠組みを保証している団体です。ラカン派ではない精神分析家の組織 International Psychoanalytical Association (IPA)に次ぐ、世界的規模の組織になります。

HP L’Association mondiale de psychanalyse – AMP

2025年現在、AMPは33か国にまたがる7つの大きな団体(エコール)を傘下にもちます。

l’Escola Brasileira de Psicanálise (EBP) ・・ブラジル

l’École de la Cause freudienne (ECF) ・・フランス

l’Escuela Lacaniana de Psicoanálisis del Campo Freudiano (ELP) ・・スペイン

l’Escuela de la Orientación Lacaniana (EOL) ・・アルゼンチン

la Nueva Escuela Lacaniana (NEL) ・・上記にある国以外の南アメリカ

la Scuola Lacaniana di Psicoanalisi del Campo Freudian (SLP) ・・イタリア

New Lacanian School・・以下に説明

 

その中からふたつ、日本の方にもつながりがあるECFとNLSについて取り上げてみましょう。

1 L’École de la Cause freudienne(ECF) 「フロイトの大義派」

1981年パリにて、ジャック・ラカンの弟子であるジャック=アラン・ミレールが中心となり設立しました。2025年現在約500名の分析家を擁しています。フロイトの名前を精神分析の大義・原因(Cause)に掲げていて、パリ第8大学精神分析学部・大学院での教育活動をはじめ、理論と臨床にかんする様々な訓練を提供しています。主にフランスやベルギーで活動する分析家が加入しています。

いまの事情はわかりませんが、昔は日本の哲学・臨床心理の学生や精神科医がラカンの精神分析を留学して学びたいという場合には、パリ第八大学・大学院精神分析学科に所属し、ECFの分析家たちと交流をもつケースが多かった印象があります。

HP Accueil – Ecole de la Cause freudienne

2 New Lacanian School(NLS)

2003年分析家の養成や分析の伝達を目的として設立された、AMPに属する団体のなかで一番若い団体です。2025年現在約250名の分析家が在籍していますが、その国籍は様々で、イギリス・アイルランド、スイス、ポーランド、ブルガリア、デンマーク、ロシア、オーストラリア、カナダ、ギリシャ、イスラエル、日本などになります。NLSの年に一度の大会は国際色が豊かで、そのときの国際状況を反映した話題(戦争やテロなど)もあがるなど、大変刺激的で勉強になります。

HP Home – AMP-NLS

 

 

 

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