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よくある質問

どれくらいの頻度で面接に通えばよいのでしょうか

相談の内容や事情等にもよりますが、カウンセリングの場合、一般的には毎週か、少なくても隔週で通われるのが良いと思います。

 

何らかの悩みや症状を抱えて相談にいらっしゃると思います。それに対して何らかの解決を見出そうとして面接でお話をしていきます。自身と人との関係を見つめ直したり、自身のあらゆることを考えていくことになります。そのような作業は一定のリズムで行われることが望ましいと思われます。そうすることで、面接に一定のテンションが保たれることにもなるでしょう。

 

習い事を例にだすと分かりやすいかも知れません。単純な比較はできませんが、例えばサッカーにはサッカーの練習があり、ピアノにはピアノの練習があると思います。これらはやはり週に何分の練習を何回するというような、ある一定のリズムで習うことで、上達していくのではないでしょうか。面接においてはご自身のこころを知っていく作業(練習)をするのだと、とりあえず言うことができます。あるいはご自身のこころを話すことで自身のこころのテキストを作り、そのテキストを読んでいく練習をするとも言ってよいかも知れません。それがサッカーやピアノの練習と違うのは(いや、同じなのかもしれませんが。人によるのでしょう)、自分を知っていく作業は面接室のみで行われるわけではないことで、面接室を出てからも、自然とそういう作業がご自身で始まるようになることが多い点です。

 

それとは反対に、ご自身の気分によって面接の頻度を上げたり下げたりするのは好ましくないと思われます。それには色々な理由がありますが、精神的に波があること自体が症状である場合があるというのが大きい理由のひとつです。また、サッカーやピアノの練習の場合、練習したくない時期が来るかもしれません。通うのが面倒くさくなったり、苦手な部分に取り掛からなければならなかったり、上達しなくていらいらしたり等、さまざまな理由があると思います。そのような時期は自分を知る作業でもやってくるものです。それでも解決したい、知りたいというような、最初の動機や目的を思い起こして、作業を粘り強くつづけていくことが大切です。そして最初の目的が達せられたと考えられる場合は、面接の頻度を下げて様子をみたり、終結となります。新たな目的(べつの悩み事の解決)に向けて面接を続けることもあるでしょう。

 

また、精神分析を受ける場合は、週に複数回いらっしゃることが望ましいです。

 

よくある質問

カウンセリングや話すことには、どうして効果があると考えられるのでしょうか

まず何か悩みや苦しさを話すことにより、いったんそれをカウンセラーにも預けることになります。ですから精神的な重荷の一部がご自身の手から離れることになるので、気持ちが少し軽くなります。

 

また、悩みがきちんとカウンセラーに聴きとられることで、ある意味、それがこころの中で相応しい場所を持つようになります。面接ではいろいろな話しをしていくことになります。そのような様々な話との関連で、その悩みの話もひとつの場所を占めるようになります。こころの中で始めはどこに置いてよいか分からない、その存在もあやふやだったものが、収まるべきところに収まっていくわけです。いずれにせよ以前より少し呼吸することのできる空間が広がったような、自由を取り戻す感覚が戻ってきます。そのように感じられると、人は以前より少し元気になっていると思います。

 

他にもカタルシスの効果(抑えていた感情が出せてすっきりする)や無意識も含めて自分について知っていく効果があると思いますが、話すことの効果というのはまず以上のようなことが挙げられます。

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カウンセリングは初めてなので、何をしたらいいのか分かりません

初めてのカウンセリングは誰でも緊張すると思います。場所は相談室になりますが、ほかの場所でと同じく、まだ見知らぬ人と出会うことに違いありません。

ご自身の悩みを相談しようと予約を取ること自体が、まず勇気がいることだと思います。

うまく話そうと思う必要はないですし、ご自身のペースで悩んでいることや困っていること等をお話になってください。

 

また、話すことは大切なことですが、場合によっては話すよりも一緒にいることのほうが大事になってくる時もあります。大人の場合もそうですが、子どもの場合は特に、はっきりとした言葉のやりとりがなくても、まずは一緒に時間を過ごすことが大切なこともあります。

 

そういうわけで、あまり心配しないで来て下さるといいなと思います。

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