コラム
分析主体のことば(④)
AMP(世界精神分析協会)のHPに、「分析主体が説明する精神分析」というコーナーがあります。最初のページの下のほうです。分析主体(分析を受けている人)が、自身の分析で特に興味深いと思う点にかんして、簡潔に2分程度で語るというコーナーです。
今回、アルチュールという名の人が語っているものを訳しました。タイトルは「幻想」です。
精神分析における「幻想」は言語化されたシナリオを指していますが、それにもいろいな次元の幻想があります。欲望を支えるものとしての幻想や、人が現実をみるときの枠組みにあたるものとしての幻想などです。
ここでアルチュールの「幻想」の内容について詳細は語られていません。しかし幻想の及ぼす力の強さ、その範囲については、伺い知ることができるでしょう。





